頼んだ仕事ができていないとき

[[name1]]さん

スタッフに頼んだ仕事が、約束の期限までに済んでいなかったときどうしていますか?

こんなときに、できていないことを責めるだけでは、スタッフが萎縮してしまうだけで、誰の得にも、何の得にもなりません。

期限までに仕事が完遂されていなかった理由を探ってみましょう。

今後、スタッフに仕事を頼んだ場合の完遂率を上げていくことができるでしょう。

さて、期限までに仕事が完遂されていなかった理由には何が考えられるでしょうか?

まずは、

  1. できなかった
  2. やらなかった

のどちらなのか? ということです。

1.できなかったの中には、

1−1.やったけど、うまくいかなかった
1−2.やったけど、間に合わなかった

があるでしょう。

1−1.やったけど、うまくいかなかった理由としては、

1−1−1.それをやるのに慣れていなかったので、うまくいかなかった
1−1−2.それをやるやり方を知らなかったので、うまくいかなかった

が考えられます。

1−2.やったけど、間に合わなかった理由としては、

1−2-1.そもそも期限が短すぎたので、間に合わなかった
1−2-2.それをやるのに慣れていなかったので、間に合わなかった
1−2-3.それを短い時間でやるやり方を知らなかったので、間に合わなかった

が考えられます。

2.やらなかったの中には、

2-1.やる時間がなかった
2-1.やりたくなかった

があるでしょう。

2-1.やる時間がなかった理由としては、

2-1-1.他の仕事との優先順位の付け方のミス

が考えられます。

2-2.やりたくなかった理由としては、

2-2-1.自分にできると思わなかった(やり方を知らなかった)
2-2-2.自分がやることではないと思った

が考えられます。

他の要因もあるかもしれませんが、この辺りが代表的なものでしょう。

整理すると、

  1. A.やり方を知らない(短い時間でやる方法も含め)
  2. B.慣れていない
  3. C.時間が足りない(他の仕事との優先順位の付け方のミスも含め)
  4. D.自分がやることではないと思った

に分類できます。

いずれにしても、期限までに完遂できなかったことを責めても仕方のないことばかりだということが分かります。

A.やり方を知らない

の場合は、依頼するときに、やり方を知っているかどうかを確認し、知らないのであれば、自分で教えるなり、誰に教われば良いかを知らせるなりすれば済みます。

B.慣れていないの場合は、慣れるまで時間的余裕を持って期限を設定したり、慣れることができるように練習させておくなりすれば済みます。

慣れている他の人に依頼することもできます。

C.時間が足りないの場合は、時間的余裕を持って期限を設定したり、他の仕事との優先順位を含めて指示をしたりすることができます。

短い時間でできる他の人に依頼することもできます。

D.自分がやることではないと思ったの場合は、話し合いが必要かもしれません。

誰がやるのが相応しいことなのか、他に適任(ベスト)なスタッフがいるのか、適任のスタッフがいないとしても誰かがやらなければいけないとしたら、誰がよりベターなスタッフなのか、を話して、そのスタッフを納得させることが大切です。

このように、ただスタッフを責めるだけではなく、しっかりと分析した上で対策を取ることは、その後の効率アップにもつながります。

と、ここまで、分析的に考えてきましたが、忘れてはならない、大前提、そもそも論があります。

頼んだ仕事が約束した期限までに完遂できていなかったときに、その原因が、できなかったのか? やらなかったのか?

を正直に話すことができる、スタッフとの人間関係、信頼関係が構築されていることが必要です。

[[name1]]さんが純粋に原因を探ろうとしているのに、スタッフが「責められる」「怒られる」と感じて、言い訳やごまかしをしてしまうような関係性では、せっかく分析したことも上手に活用することなどできません。

スタッフが正直に、本音で話せる人間関係、信頼関係を築くにはどうしたら良いかについては、追々書いていきたいと思います。

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