効率的な勉強法

本を読んだり、講演やセミナーで話を聞いたりして、
「これは役に立つ!」
と思ったものの、いつのまにか忘れてしまうことってありませんか?

せっかく仕入れた学びや情報は、
確実に自分のものにしたいものですよね。

今日は、そんな方法をご紹介します。

「エビングハウスの忘却曲線」
というのを聞いたことがありますか?

時間の経過とともに、
記憶がどれだけ残っているかを
グラフ化した曲線です。

下記が、経過時間と覚えている割合です。

20分後:58%
1時間後:44%
1日後:33%
2日後:28%
6日後:25%
1ヶ月後:21%

時間の経過に伴い、記憶が曖昧になっていくという例です。
なので、復習が必要だよね、というお話に使われる数値です。

これは、無意味な文字列を覚えて、
それらがどれだけ記憶に残っているかという実験です。

ですから、本で学んだり、講演やセミナーで聞いて、
心を動かされた内容については、
もっと記憶に定着することになるとは思います。

しかしながら、時間の経過とともに
記憶が曖昧になっていってしまうことは否めません。

ですので、記憶に定着させるためには、復習が大切です。

一方、記憶の定着とは別に、理解度を考えてみましょう。

以前、どこかで聞いたことがある研究結果を紹介します。
(出典を探しましたが、見つかりませんでした(汗))

ある事柄について学習するときの、
学習法と理解度に関するものです。

・本から学ぶ:10%
・講演など耳で聞く:20%
・さらに目で見る:50%
・誰かとその事柄について議論する:70%
・実践する:80%

ところが、それよりも高い理解度を得られる
学習法があるというのです。

それが、

「人に教える」

です。

確かに、自分が理解していなければ、
人に教えることはできませんからね。

私の高校時代の話です。
私は、理数系のコースに進みました。

理数系の科目の中で、物理が好きで、得意でした。
自分で言ってしまいますが(笑)

しかし、物理の授業があまり好きではありませんでした。
先生の話がつまらなく、分かりにくかったからです。

そんな授業だったので、理解できない生徒が続出です。
親しい友人は、休み時間や物理の授業中に
私のところに教えを請いにやってきていました。

自分では理解しているつもりのことでも、
まだ理解していない友人に説明すると
分かってもらえないこともありました。

そんなときは、
「どう考えて、どう説明すれば分かってもらえるか?」
と考えました。

すると、今まで以上に自分の頭の中がシンプルに整理されるのです。
これで、一層私の物理の成績が上がりました。
もちろん、友人の成績も上がりました。
その友人は、後に、高校の物理の教員になったほどです。

なんだか、自慢話のようになってしまいましたが・・・

話を戻しまして、
経験的にも、人に教えるというのは、
理解度を上げる、効率の良い勉強法だということが分かります。

まとめると、
記憶に定着させることと
理解度を上げることと
を考えた場合、

復習の手段としては、

「人に教える」

というのが良い方法です。

ということは、
本を読んだり、講演やセミナーで話を聞いたりするときには、
その内容を後で「人に教える」ようにするのが良いですね。
吸収力、理解力が違ってきます。

もちろん、実際に人に教えてあげる場を作ることができれば、
それに越したことはありません。

しかし、そうできなくても、
後で人に教えるつもりで学習する
というのは、有効です。

また、スタッフに学ばせる場合に、
学んだ後に、あなたや他のスタッフに教える場を作っておくと
(そのように伝えておくだけでも)
スタッフの学習にも身が入ること間違いなしです。

ぜひ、試してみてください。

」「

こんな数字を聞いたことはありますか?

  セミナーなどで聞いたり、勉強したりしたことは、

  放っておくと、48時間後には20%しか覚えてない。

  48時間以内に聞いたり、勉強したりしたことを、
  誰か他の人に話す(教える)と、48時間後には80%も覚えている。

  という話です。

  他の人に話す(教える)だけで、4倍もの記憶が残るというのです。

  また、こんな研究結果もあります。

  ある事柄について学習するときの、学習法と理解度に関するものです。

  本から学ぶ:          10%
  講演など耳で聞く:       20%
  さらに目で見る:        50%
  誰かとその事柄について議論する:70%
  実践する:           80%

  ところが、それよりも高い理解度を得られる学習法があるのです。

  話の流れから、どういうことか分かりますよね。

  そうです。「人に教える」ことです。

  何かについて深い理解を得ようとしたら、
  その事柄について誰か他の人に教えてあげることが、
  一番自分の身に付くというのです。

  教えることで、深く理解できる。
  そして、教えてあげた人から感謝される。

  1粒で2度おいしい(古いですか?)のですよ。

  ぜひ、何かについて学ぼうとするならば、
  学んだことをすぐに他の人に教えてあげましょう。

」「

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