なりたい職業ランキングを見て思うこと

ときどきメディアで、将来なりたい職業のランキングを見ることがあります。

それを見て、いつも違和感を覚えることがあります。

ランキングに「公務員」「会社員」が入っていることです。

「公務員は安定しているから。」と親が望んでいる場合があります。

そして、その親の話を聞いて、子どもも同じように望むことがあります。

それはそれで、それぞれの価値観・生き方なので異論はないのです。

では、なぜ違和感を覚えるのかというと、これらは職業というより、身分・立場を表す言葉だからです。

公務員・会社員といっても、職種はさまざまです。

職種によっては、公務員としても、会社員としても、働くことができます。

さらには、独立開業して個人事業主や法人化して経営者として働くこともできます。

事務職の例では、社会保険労務士や税理士の勉強をしながら、公務員として働くことができます。

社会保険労務士事務所や税理士事務所にお勤めすれば、会社員として働くことになります。

資格取得後であれば、独立開業して個人事業主にとして働くこともできますし、社会保険労務士法人・税理士法人を設立して経営者として働くこともできます。

技術職では、建築や土木などの分野でも同じです。

ということで、なりたい職業に「公務員」「会社員」がランキングすることに違和感があるのです。

子どもが公務員や会社員を目指すのに違和感があるのです。

将来、何がしたいのか、どんなことをしたいのか、そして、どんな生き方をしていきたいのか、を考えるようになって欲しいなぁ、と思います。

そして、子どもがそういうことを考えたくなるような、見本としての大人(私も含めて)が増えたらいいなぁ、と思います。

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