- 「努力は報われる。」
- 「成功した人はみな、努力をしてきた。」
この言葉は本当でしょうか?
理系頭の私の考えは、以下のとおりです。
努力は報われる
「努力は報われる。」
理系的解釈をすると、この命題は「偽」です。
「努力は報われることもあるし、報われないこともある。」
これが「真」です。
成功した人はみな、努力をしてきた。
「成功した人はみな、努力をしてきた。」
こちらの言葉も同様に、「偽」です。
「成功した人の中には、努力をしてきた人もいるし、そうでない人もいる。」
これが「真」です。
考察
考察1
私の推測では、これらの言葉は、
- 努力をして報われた経験がある人
- 誰かに努力をさせたい人
が言っている(言い出した)のだと考えています。
考察2
努力と成功の関係をマトリックスにしたのが下図です。
このように、努力と成功の間には、このような関係があります。
Ⅰ:努力してきた―成功した
Ⅱ:努力してきていない―成功した
Ⅲ:努力してきていない―成功していない
Ⅳ:努力してきた―成功していない
この中の、Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ については、納得感があるのではないかと思います。
違和感があるのは、
Ⅱ:努力してきていない―成功した
ではないでしょうか?
「好きなことに夢中になり、没頭し、極めていたら成功した。」という人がいます。
こういう人は、努力をしてきたとは思っていません。
これは、「努力」という言葉の意味をどう考えるかということにも影響を受けていると思います。
私は「努力」の意味を、
「嫌なこと・得意ではないことを無理してやること。」
と解釈しています。
具体例として、私の大好きな「さかなクン」がこんな本を出しています。
さかなクンを見て、お魚の勉強をがんばってきた、努力してきたと思う人は少ないのではないでしょうか?
このように考えると、
Ⅱ:努力してきていない―成功した
というのも納得していただけるのではないでしょうか。
提案
ということで、私からの提案です。
「努力」という言葉を「行動と工夫」という言葉に置き換えてみたらどうでしょう。
- 「行動と工夫は報われる。」
- 「成功した人はみな、行動と工夫をしてきた。」
「行動と工夫」が苦になることだと、それは努力になってしまいます。
「行動と工夫」が苦にならなければ、もっと言えば、夢中になれること・没頭できることであれば、それは努力とは言いません。
逆に言うと、
- 行動をしない
- 工夫をしない(間違った行動をし続ける)
と、報われることも、成功することもありません。
ということで、私からの提案は、
努力するより、行動と工夫をしよう。
」「
行動と工夫
行動=ベクトルの大きさ
工夫=ベクトルの方向を調整すること
どちらが欠けても報われる(成果を上げる)ことは難しくなる。
」「
」「
行動×工夫(思考)
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思考(工夫)するほうが楽だから、行動をせずに思考しまくる人。
どちらも報われる(成果を上げる)のは難しい。
」「
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