【神さまが助けてくれる!】
2021.04.12
私の宗教観
私は、ときどき記事の中で「神」という言葉を使います。 しかし、特定の宗教を信仰しているということはありません。 ...
あるとき、あるところで、
何日もの間、大雨が続きました。
その大雨が原因で、その地域を流れる川が氾濫して、
その街は洪水に飲み込まれそうになっていました。
そんな街に住む、ある男の家での話です。
洪水の水が押し寄せ始めたころ、
その男の家に、一人の友達が訪ねてきました。
友達:「おい。一緒に逃げよう。
今なら歩いて避難できるから!」
男:「いや、俺は逃げない。
神さまが助けてくれるはずだから、
神さまの助けが来るまでここで待つ!」
その男は、信心深く、神さまを信じているのだった。
友達は、しかたなく、一人で避難した。
数時間後、さらに水位が上がって、
家の1階は水没してしまうくらいにまでなっていた。
そこに、先ほどの友達が男を助けにやってきた。
友達:「おい。早くこのボートに乗れ!
ここから逃げよう!」
男:「いや、俺は逃げない。
神さまが助けてくれるはずだから、
神さまの助けが来るまでここで待つ!」
友達は、しかたなく、ボートを出した。
数時間後、さらに水位が上がって、
家の屋根まで水没しそうなくらいまでになっていた。
そこに、先ほどの男がまた男を助けにやってきた。
友達:「おい。このロープにつかまれ。
このヘリコプターでなら、まだ逃げられる!」
男:「いや、俺は逃げない。
神さまが助けてくれるはずだから、
神さまの助けが来るまでここで待つ!」
友達は、しかたなく、ヘリコプターで飛んでいった。
結局、その男は洪水に流されて、命を失った。
そして、神さまのもとにたどりついた男は
神さまにこう言った。
男:「神さま、私は神さまのことを信じていました。
必ず助けに来てくれると信じていました。
そして、神さまに祈りを捧げていました。
それなのに、どうして神さまは
私を助けに来てくれなかったのですか?」
すると、神さまは答えた。
神さま:「何を言ってる?
3回も助けに行ったではないか!」
神さまの存在を信じていても、信じていなくても良いのですが、
情報やチャンス、助けというのは人を通してやってくるもの
だと思うのです。
そして、必要な情報やチャンス、助けというのは、
名札を付けて(分かりやすい状態で)はやって来ないのです。
通り過ぎてしまったあとに、後悔しても遅いのです。
流れに乗っている人は、
「人からの誘いには乗ってみる。」
という考えの人が多いようです。
乗ってみて、これは違うと思ったら降りたら良いので。
普通の人は違うものに乗ってしまわないように、
見送るクセが付いていて、氣付かぬうちに、
本物にも乗り損ねてしまっているんでしょうね。
違うものに乗ってしまって失うものはなんですか?
本物に乗り損ねて得られなくなってしものはなんですか?
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