ネガティブな感情をマイナスの数字で、ポジティブな感情をプラスの数字で表すとします。
そして感情には、-100 ~ +100 のものがあるとします。
例えば、今 -30 の感情を味わっているとします。
ネガティブな感情はダメだと思い、+30 の感情に切り替えようとします。
それができる人は大いに結構。
どんどんやってください。
でも、なかなかそれができない人もいます。
それはそれで構わないのです。
ただ、ちょっとだけ工夫して、-30 の感情を -25 くらいの感情にすることにチャレンジしてみて欲しいのです。
今より、少しだけでも気分が良くなる、軽くなるようにチャレンジしてみる。
それだけでいいのです。
-30 に比べたら -25 の方が、ましですからね。
そして、それができたら次は、-20 に、-15 に、と順々に少しずつプラスの方向に移行していけば良いのです。
そうして、いずれプラスの感情を味わえるようになれば良いのです。
ここで、違った見方をしてみましょう。
あなたが、−30 の感情だと思っているものを、-5 くらいだと感じる人もいるのです。
逆に、-80 くらいだと感じる人もいるでしょう。
今までに、だいぶひどい感情を味わったことがある人にとって、−5 くらいに、あまりネガティブな感情を味わってことがない人には -80 くらいに感じるということがあるのです。
ポジティブ側も同様です。
あまり楽しい経験をしたことがない人と、とても楽しい経験をしたことがある人とでは、感情の振り幅は違っているのです。
感情のモノサシの大きさが人によって違うということです。
」
「
実は、感情には、絶対的にポジティブなもの、絶対的にネガティブなものというのはありません。
あくまでも、相対的なものです。
例えば、楽しいことがずっと続くと、それが当たり前になってしまって、楽しさに対する感度が下がってきてしまいます。
そのために、より楽しく、より楽しいものをもとめてエスカレートしていきます。
逆に、ちょっとした不快感も、それがずっと続くと麻痺してきてしまいます。
傍からみると、働きすぎで疲れ切っているように見える人でも、本人的にはそれが通常運転なので、それを感じていないことがあります。
そして、大病をしてようやく気づくみたいなことになってしまうこともあります。
このように、絶対的にポジティブな感情、絶対的にネガティブな感情というのはありません。
」
「
日常的に味わう感情が、−5 ~ +5 くらいの範囲に収まる平穏な暮らしを幸せと感じる人がいます。
一方で、-80 から +80 くらいの範囲で劇的に変動しないと退屈を感じてしまう人もいます。
これは、タイプが違うだけなので、どちらが良いとか悪いとかはありません。
前者の人が後者の人の人生を見て、「大変」「疲れる人生」「荒れた人生」と言ってくるかもしれません。
後者の人が前者の人の人生をみて、「代わり映えのしない退屈な人生」と言ってくるかもしれません。
それはその人の感じ方なので、あなたはあなたの幸せを求めれば良いのです。
」
」「
「甘い」⇔「辛い」
「退屈」⇔「楽しい」
のグラデーション
同じように、
「ゴール志向」⇔「テーマ志向」
のグラデーションで良い。
がむしゃらに目標を追い求めるのもよし。
」「
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