スタッフ育成の方法(違う観点より)

すぐに答え(正解)を欲しがるスタッフっていませんか?

今回は、スタッフの育て方の一つの側面について
考えてみたいと思います。

スタッフ育成に関する一つの軸ができると思います。

スタッフの育成において、話題になりがちなことの一つとして、

「スタッフの育成にどれだけ時間を費やすことができるか?」

ということがありますよね。

もちろん、育成に時間をかけられない場合は、
即戦力になる人材を中途採用するという方法もあります。

ただ、今回は、即戦力になる人材の話ではなく、
育成が必要な人材についてのお話をしたいと思います。

こんな寓話を紹介します。
数多く引用されている物語なので、
どこかで聞いたことがあるかもしれません。

さて、スタッフの育成の話に戻します。

すぐに答え(正解)を欲しがるスタッフがいます。

忙しいときに、すぐにでも仕事に取り掛かって、
成果を上げて欲しいというときがあります。
そういうときは、育成とか何とか言っている場合ではありません。

そんなときは、すぐに答えを教えてしまうのも一つの手です。

ただ、そうすることばかりでは、
そのスタッフは答えを貰わないと何もできない人
になってしまいます。

いわゆる「指示待ち」人間です。

先ほどの老人と少年の寓話でいうと、
いつも魚を与えているばかり、ということです。

忙しいときには、それでも仕方のないことです。

しかしながら、それだけでは、いつまで経っても
スタッフは成長しません。

毎度毎度、指示を出さなければなりません。
トータル的には、その方が、手間も時間もかかってしまいます。

少しの余裕を見つけては、
すぐに答えを与えるのではなく、
自分で答えを導き出すことを練習させましょう。

もちろん、最初は成果を上げるために
必要な時間が長くなってしまうことが考えられます。

しかし、自分で答えを導き出すことができるようになれば、
いちいち指示を出さなくても(答えを与えなくても)良い状態になります。

先ほどの老人と少年の寓話でいうと、
少年が自分で魚を釣ることができるようになる、ということです。

完全に指示をしなくても良いというところまでは行かないまでも、
少しの指示だけで、一から十まで伝えなくても済むようになるでしょう。

そうなれば、トータル的には、
あなたの負担が少なくなります。

要するに、
すぐに答えを与えることも、時には必要。
一方で、答えの出し方を身に付けさせることも大事。
ということです。

そして、もっとも重要なことは、

すぐに答えを与えるときには、

その理由とともに、
今は答えを与えてしまうけれど、
いずれは、自分で答えを出せるようになってね
ということをしっかりと伝えることです。

普段は、すぐに答えを与えているのに、
急に、自分で答えを出しなさい、
とやってしまうと、スタッフも戸惑います。

最初は、すぐに答えを与えていたのに、
あるときを境に、自分で答えを出しなさい、
とやってしまうと、スタッフも焦ります。

しっかりと、心の準備をさせておくことは大切なことです。

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