終始、難しい顔をしているセミナーの受講生がいました。
見た目で判断すると
私が開催したセミナーでのことです。
セミナー中、終始難しい顔をして、話を聞いていた受講生がいました。
私は、それを見て、
- 「理解できてないのかな」
- 「退屈しているのかな」
- 「何か、気に入らないことがあるのかな」
と思いながら、セミナーを進行していました。
本人に確認すると
セミナーの最後に、一人ひとり、感想を話してもらう場を作るのですが、その受講生は、
「とても楽しかった。」
と言ってくださいました。
「終始、不機嫌そうな顔をしていたけれど?」
と尋ねてみると、
「真剣に、そして、興味深く話を聞いていたので、そうなってしまったのかもしれません。」
とおっしゃいました。
情報収集は丹念に
聞いてみなければ、分からないモノですね。
このように、見た目だけで判断してしまうのは、ありのままを、観察できていないことになります。
確かに、観察や見た目から得られる情報は、たくさんあることは事実です。
しかし、見た目だけで判断するのではなく、相手に確認してみるというのも、相手を理解するのには必要なことです。
もちろん、相手に確認のしようがなく、見た目だけで判断しなければならないこともあります。
それでも、なるべくたくさんの情報を集めることが、正しい判断を導き出す上では、大切ですね。
あなたは、どんなことについて、見た目だけで判断せず、直接相手に確認してみますか?
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