1.4.情報・刺激

コミュニケーションにおける情報・刺激には、「表現」「出来事」があります。

1.4.1.表現

表現は、表現された時点で、誰のモノでもなくなります。その表現をどう解釈するかは、人それぞれに任されます。
表現を発する側は、表現されたことが正しく受け取られることを期待します。しかし、その表現をどう解釈するかは、受け取る側に任されます。
つまり、コミュニケーションの目的を達成する責任は、表現を発する側にも、受け取る側にもあるということです。
「何度も言ったじゃない。どうして分からないの!」
表現を発する側にも責任があるということが理解できると、このような発言はなくなるということです。つまり、「言った」=「伝わった」ではない、ということです。

1.4.1.1.表現方法

心理学者のアルバート・メラビアン博士によると、話し手が、感情や態度について、バーバル表現とノンバーバル表現に矛盾があるメッセージを発したときに、聞き手が受ける影響は、

  • バーバル表現:7%
  • ノンバーバル表現:93%

であるという実験結果を発表している。
話した、言った内容・言葉そのものよりも、それをどう表現したのかが聞き手に大きく影響するということを知っておくのは重要なことです。

1.4.1.2.フレーミング

①プレフレーミング
②リフレーミング

1.4.2.出来事

外部世界で起きる「出来事」は自分にも、相手にも関係のないところで起こることを言います。。「関係のないところ」とは、自分にも、相手にもコントロールができないところ、という意味です。
ですので、そもそも「出来事」に意味はありません。たまたま起こったことだからです。
しかし、人は「出来事」を理解したり、受け入れたりするために、その人なりの「意味付け」をします。
どういう枠組み(フレーム)で、その「出来事」を見て、どのように「意味付け」をするかを決めるということです。
なので、「事実」は一つですが、「真実」は人の数だけ存在する、ということになるのです。

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