情報処理の3つのタイプ

人間の脳が情報を処理するときに、情報の種類によって、得意・不得意、優位に働くもの・そうでないものがあります。

どの情報が得意(優位)で、何の情報が不得意(優位でない)かは、人によって、場面によって違います。

五感で情報を収集する

人間の脳が収集する情報は、5種類あります。

それは、

  1. 視覚情報:目で受け取る、光学的情報(光)
  2. 聴覚情報:耳で受け取る、音響的情報(音)
  3. 触覚情報:皮膚で受け取る、物理的情報(温度、圧力、など)
  4. 味覚情報:舌で受け取る、化学的情報(味)
  5. 嗅覚情報:鼻で受け取る、化学的情報(臭い)

の5つの感覚情報、つまり五感です。

五感で収集する情報を、3つに分類する

五感で収集する情報のうち、触覚情報、味覚情報、嗅覚情報を、一つにまとめて、体感覚情報とします。

また、少し分かりにくいかもしれませんが、文字情報は目で見るものなので、視覚情報に分類されそうですが、そうではなく聴覚情報に分類します。

文字情報は、見たままで理解するものではなく、頭の中で読み上げて理解していくものです。

このときに関わるのが聴覚であるため、文字情報は聴覚情報に分類されます。

したがって、五感で収集した情報は、

  1. 視覚情報
  2. 聴覚情報
  3. 体感覚情報

の3つの情報に分類されます。

3つの情報処理に得意・不得意がある

3つの情報を処理するのに、得意・不得意、優位なもの・優位でないものがあります。

3つのうち、

  • 1つは、良く使う(影響を受けやすい)情報(優位)
  • 1つは、補助的に使う情報(普通)
  • 1つは、ほとんど使わない(影響を受けにくい)情報(優位でない)

という具合です。

例えば、

  • Aさんは、仕事の場面で、視覚が優位で、聴覚が普通である。
  • Aさんは、プライベートの場面で、聴覚が優位で、視覚が普通である。
  • Bさんは、仕事の場面で、体感覚が優位で、聴覚が普通である。

といったように、人によって、場面によって、違いがあります。

情報処理の得意・不得意による特徴

人によって、場面によって、どの情報を処理するのが得意なのか、不得意なのかで見られる特徴を具体例を挙げて紹介します。

メニュー選び

私は、外食時のメニュー選びの場面では、視覚が優位です。

なので、メニューに写真があれば、写真を見て選ぶ傾向が強いです。

写真がない場合、なかなか決めることができません。

ネットショップの商品選び

妻と私とで、一緒にショッピングサイトを見ながら、商品選びをしていると、聴覚が優位の妻は、商品名(文字部分)をクリックします。

視覚が優位の私は、商品写真をクリックします。

洋服選び

洋服を選ぶときに、

  • 色やデザインをきっかけにして、選ぶ人がいます。(視覚が優位)
  • 素材が何なのか、ブランドは何か、など、タグや説明を読んで選ぶ人がいます。(聴覚が優位)
  • 手触りや着心地で選ぶ人がいます。(体感覚が優位)

違いを知ることが重要

このように、人それぞれ、場面によって違いがあります。

もちろん、どの感覚が優位だから良いとか、悪いとかはありません。

ただ、違いがあるということです。

このことを知っているか、知らないでいるかによって、人間関係やコミュニケーションに大きな差が出てきます。

このテーマについては、今後も扱うことがあると思いますので、お楽しみに。

あなたは、どの感覚が優位ですか?

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